西川修プロフィール
- 医食健・営養クリニック院長
- NHK文化センター 講座講師
- 名古屋市社会人生涯学習 各区の講師
社団法人日本・中医保健医学会理事長 西川 修
心もカラダも“生き生き活きる”をテーマに
この美しい日本¡ 四季折々の風情を愛でながら、きれいな空気にインフラは整り、高度に発展した近代文明に満ち溢れ、何でもある、いつでもある、どこにでも行ける、健康や医療施設はあふれ、病医院はコンビニの数よりも多い、こんな日本に住んでいる人たちが、なぜ世界に名だたる病人天国なんでしょうか。単純な疑問が涌きますね。
人々は原始社会の時代から、誰もが健康で長生きを追及してきており、紀元前20世紀以上前に「医食同源」の思想が芽生え、以降長きの歴史と共に元気への道を求めてきました。その歴史はそのまま中医学の体系として完成し“最も完成された医学”とか近代医学を補てんする“補償医学”或いは“代替医学”として、全世界の2/3の人々は何らかの形で利用されています。
“病は口から”“病は気から”はた又“秋ナスは嫁に食わすな”これらは誰もが知ることわざですね。そして、食卓は“お膳”“料理は御膳”これらは全て健康への食の指南を示す言葉です。アメリカは1970年代に増え続けるガンや糖尿病、高血圧症への対策にいち早く「食べ方の医学・薬膳」を採りいれ、以降顕著な成果を上げています。一方、十八番であった日本はいかがなんでしょうか。
本会は私たちの心もカラダも“生き生き活きる”をテーマに、皆さまとご一緒に学び・実行する場として活動いたしております。皆さまのご活用を心よりお待ちいたしております。
1942年(昭和17年) 大阪市生まれ。 鳥取大学(発酵・生化学専攻)卒業後、大阪市立衛生研究所(現環境科学研究所)食品栄養科に研究員として入所する傍ら、大阪大学で勉学する。当時より中医学に傾倒し、中国での中医学の修得の機会を願っていたところ、中国外務省の対外交流協会の招聘を得て北京に渡り、故・馮理達(北京海軍総合医院副院長)女史、北京中医薬大学泉福有主治医師、北京炎黄経絡研究中心の祝総驤教授等に師事し、中医学を学ぶ。また、北京中医薬大学で中医学研修を受ける。
帰国後、増子記念病院東館・健康開発センターで中医教授として指導や教鞭を務め2009年退職。同時に各地のNHK文化センターで漢方・薬膳講座や中日文化センター及び名古屋市社会人教育講座、複数の高校で市民講師を務める。他方、多数のTV出演や講演、新聞や雑誌の執筆等を行う。
帰国後も中国はじめマレーシア、シンガポール、インドなどで多数回にわたり中医学関連学会に日本代表として出席している。
2002年には、中国衛生部主管の中国中華名医論壇専家委員会より自然医学傑出人材賞(通称・中華名医)を受賞。
現在、社団法人日本・中医保健医学会 理事長、医食健・栄養クリニック施設長、名古屋生活習慣病研究所所長、名古屋市社会人教育講座講師、NHK文化センター講師や中日文化センター講師等を兼任、また自ら中医学、漢方、薬膳、中医気功の専門家養成スクールを主宰し、中医学の伝播教育活動に努めている。