気功は超能力ではなく、自身の鍛練によるもの
「調息練気」「調心練意」「調身練力」の三調技術気功は
中医学の陰陽五行説の理論に基づく気功治療は中医学理論の基礎の上に成り立つ
各臓器の活性化と新陳代謝の秩序を整え身体の均衡を調和・安定・身体強壮・調整、また潜在能力の発揮など
気功は中医学の中の重要な一分野を占める貴重な遺産です。科学技術の高度な発展をした今、人民の生活水準は隔たりなく向上しております。
一方、自己の健康を重視すればするほど自身の努力が必要で、医学も治療から予防へと転換してきております。
一般の方々では「気功」についてある種の超能力的なものを想像しがちですが、通常の気功師にはその様なものはなく、ただ、十分に訓練、鍛錬を積み重ね“内気”を十分に溜め、外に向かってエネルギーを出すことのできる気功師も見受けることができます。
気功療法は自然療法の一つであり、自身の鍛練によるものですなわち、「調息練気」「調心練意」「調身練力」のこの三つが三調技術であり、全体には各臓器の活性化と新陳代謝の秩序を整え身体の均衡を調和、安定、身体強壮、調整、また、潜在能力の発揮などに効果を与えます。これらは現代社会の発展が必要とする大変重要なことです。
気功は中医学の陰陽五行説の理論に基づいており、内容は経絡学が主体で疾病の予防や治療の体系は弁証功法によっており、この一連のものは完全な理論の体系によって組み立てられております。従って気功は人体生理機能の詳細な理論に基づいて運用され、疾病の防病の原理の解明に基づいております。従って、気功治療は中医学理論の基礎の上に成り立っているため、中医学の基礎理論から勉強すると尚一層の効果が得られます。
- 講座の趣旨
- 本会が教授する気功法は「北京袁氏東方如意養生功」通称「北京・東方養生功」と呼ばれるものです。この功法は1990年初めに中国政府対外交流部(当時の李佩所長)により、筆者(西川修)に与えられた流派で、1640年に海丘法師が日本に初めて伝えたと言われる禅宗気功の四代目の袁錫印老師に伝わる優れた功法です。今までその家系のみに伝わる秘法であったものが1995年、北京で16名の医師のもとで初めて公開されましたが、この公開に医学界や科学界に驚きの目をもって注目されたものです。その後、1999年に筆者により初めて功法を写真入りで書籍として出版されました。本文中の挿入写真でわかる様に、筆者への認定は政府から大使や北京海軍総合病院副院長で中国免疫学センター長の馮理達医師等の立ち合いで調印式が行われました。この功法は日本でいち早く三つの病院内で健康講座として採用された由緒と実績、信頼の気功法です。